蛍

　今日、夜に境内を歩いていると、クモの巣が体に引っかかった。庫裏に入って見てみると、クモの巣と一緒に、蛍が一匹、くっついていた。この蛍、どうもクモの巣に引っかかっていたようだ。蛍は庭に逃がしてやったが、弱っているのか、光ってはいるが、あまり動かない。弱肉強食、そして命は儚い。残りの命、精一杯生きてくれよ～。

　うちの周りは今の時期、夜になると蛍を結構見かけます。昔より数は減ってますが、こうして蛍を見れるのは、田舎の特権ですねｗ。

　「ほたる見や　船頭酔うて　おぼつかな」　という芭蕉の俳句があります。これは、琵琶湖から流れる瀬田川で、芭蕉が蛍船に乗った時の光景です。昔は蛍船というものがあったのですね～。と言うか、今もあるのでしょうか？(^_^;)。ネットで調べてみると、川船から、蛍を鑑賞する風習があるようです。それだけ昔は、蛍もたくさんいたのですね。
　自然を守り、蛍を見ることのできる町を、子供の代にも伝えたいです。

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