掬水月在手 弄花香満衣

　朝から曇り空。しかし予想に反して雨は降らず、午後からは晴れ間もあったり、暑くなってきました。

　そんな気候の一日、予定していた人形供養の法要をして過ごしました。４～５月程ではありませんが、今月もたくさんのお人形が集まってきています。大切なお人形を大徳寺へお持ちいただいた皆さん、丁寧に心を込めて供養させていただきました。どうぞご安心ください。
http://www10.ocn.ne.jp/~chofuku/ningyou.html

　６月も半ばにさしかかり、ふと部屋にある墨蹟カレンダーを見ると、そこには「掬水月在手　弄花香満衣」（水を掬えば月手に在り、花を弄すれば香り衣に満つ）という禅語が書かれている。水面に映る月を掬えば、それが手の中に在るなんて、ちょっと変な表現ですが、それこそ禅語。常識にとらわれない自由な心の働きを表しているのでしょう。私も、色んな価値観や人間関係にとらわれてしまって時々苦しくなることがありますが、この言葉を見て開放されたような、楽な気分になりました。自分を締め付けずに、自由に生きたいと思います。

　さて明日は午前１０時から、境内の弁天池にある弁天様の法要を厳修します。晴れるといいんだけど。。

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