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2009-10-26

 今日は一日雨で寒かった。こんな夜はあたたかいコーヒーが美味しい。よし、たねやの「ふくみ天平」も一緒に食べてしまおう!。

 私の自坊を授業寺として過ごし、後に白隠禅師の高弟となった東嶺円慈は、「魚は水中にありて水あることを知らず」という言葉を残されている。
 魚は水を離れてしまうと生きていけない。水は魚の命とも言うべきものである。ところが魚はそんなことには全く無頓着である。(当然、無頓着であることが素晴らしいという解釈もできる。)
 実はここで言う「魚」とは、私達のことを指している。私達が本当に目覚めなければならないものに気付かず、自分の外の世界(俗世間)にある様々なものに感心を奪われ、振り回され、自分を見失っている姿が重なる。もう一度自分の「根」に戻って、自分を見つめなおす、そんな時間が時おり必要だと感じる。

 さて、今自分に必要なこと、鈍った体に鞭打って、寝る前に腹筋50回だ!。
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ムネタロウ

すてきなお話です。
毎日のように営まれている仕事。しかし、その仕事が
なぜ行われているのか、その「根」についてしっかりと
理解できているかといわれれば、まだまだ私も修行が
足りない気がいたします。
今回のお話から、「根」をしっかりと知り、自分の中に
持っていきたいと思った所存でございます。

by ムネタロウ (2009-10-27 00:57) 

ゆう

自分を見つめなおす時間を確保することが大変な世の中です。
特に社会人の方はそう思います。
でも、時折「根」に戻ることは重要です。
「根」がしっかりしないと、どんな木でもすぐ倒れます。
by ゆう (2009-10-27 23:10) 

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